我が子は乗り物が好きで、中でも車が大好きです。
赤ちゃんの頃から車に乗るとすぐにうとうと寝てしまい、起きている時も車を指差して興味深々に見ていたので、いつも楽しくドライブをしていました。
はたらく車を見るのも大好きで、わざわざ工事現場や警察署、消防署の前を通るのが日課でした。
中でも一番好きなはたらく車が、救急車。
我が子の独特なセンスに気付き始めたのはその頃からで、今でも少数派を選ぶことも多々あるのですが、そこにはきちんと自分なりの理由があって、私は我が子のそんな所が大好きで、ずっとそのままでいて欲しいなと思う部分です。
小さい頃は救急車が通ると目がキラキラして、それはもう大興奮!
でも、救急車が通るということは、けがをした人や病気の人がいて、苦しんでいる人がいるということ。
気持ちはわかりますが、「見られてよかったね!」と言うのも親としてはいかがなものか。。
救急車が通る時には「やったー!」ではなく、「がんばってー!!」と応援することを伝えていました。
消防署に救急車は1台しかないことが多いので、出番も多く、消防署の前を通ると出動中のことも多いのですが、今でも消防署の前を通るとチェックする習慣があり、いつも大活躍の救急車に憧れを持ち、救急隊員になりたいとも言っています。
あとは工事現場の人と、なぜかお殿様。。笑
将来がとっても楽しみです。
そんな救急車が好きな我が子ですが、もっとじっくり話を聞く集中力や理解力をつけて欲しいなと思っていた時期に、少し長めの絵本にチャレンジしようと、一番好きなテーマのこちらの絵本を選びました。
今回はこちらの絵本をご紹介したいと思います。
- いそげ!きゅうきゅうしゃ
- 竹下文子 作
- 鈴木まもる 絵
- 偕成社 発行
- 対象年齢:4才頃から(主観です)
内容
2017年発行とあり、色合いがとても鮮やかで、救急車や救急隊員も普段目にするものと同じなので、物語に入りやすいです。
消防署の様子。
車の整備にも関心のある我が子は、最初の1ページだけでしばらく眺めていられます。
外からは見られない指令室の様子も。
緊急指令、いざ、出動です!!
赤信号でも通ります。
こんな場面に遭遇したらどうしたらよいか、一緒に考えるのもよいですね。
けが人を乗せたら、注意しながら急いで病院に運びます。
病院に着いたらお医者さんや看護師さんにお願いします。
ひと息つく暇もなく次の司令。
こうして一日に何度も出動しているのですね。
広い管轄内、すべての要請に対応しなければなりません。
山道を登って、町はずれのおじいさんのお宅へ。
救急車で病院に運んでいては時間がかかるので、ドクターヘリの出番です。
学校のグラウンドがヘリポートに変身です。
こういった経緯もとても勉強になります。
救急車の出動の様子を子供にもわかりやすく描いた物語です。
感想
この一冊で救急車や救急隊員からドクターヘリ、病院のお仕事まで色々なことがわかり、小さい子向けの参考書のようです。
我が子はとても気に入って、一時期は寝る前の読み聞かせにこの絵本ばかり選んでいました。
このシリーズは他にもたくさんあり、我が家にもいくつかあります。
はたらく車のことがよくわかるので、お気に入りの車がある子にはとってもおすすめです。
少し難しい言葉もあって、内容もしっかりしているので、4才くらいからはっきり理解できる文章だと思いますが、絵だけ見ていてもはたらく車好きにはたまらないと思います。
最後に普段見られない運転席の紹介があるのは、私も興味を持ち、一緒に勉強している気分で楽しくなりました。
また、この絵本以外にもですが、よく見ていると他のシリーズの車が密かに登場しているので、見つける楽しみがあります。
気に入ったら他のシリーズもぜひ読んでみて下さい。