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絵本「どろんこハリー」

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上の子が最初に覚えた動物の名前は「ワンワン」。

しばらく動物は、ネコもゾウもキリンも全部ワンワンでした。

下の子も同じで、ワンワンからスタートです。

義母が犬を飼っているので、犬が身近な存在なことが大きな理由かもしれません。

現在上の子には犬アレルギーがあり、自分でもわかっているので少し距離を取っていますが、基本的に動物は嫌いではありません。

ただ小さい頃から車が好きすぎて、動物への興味はそれほど感じたことはありませんでした。

一方、下の子は動物が大、大、大好き!

お散歩中の犬を見ても、庭にやって来る鳥を見ても、テレビの中の動物を見ても、「おーーー!」っといい反応をくれます。

義母の家ではいつも犬に関心を寄せて、ちょっと強引なハグや、強めのいいこいいこをしてとてもかわいがっています。

我が家にとっても身近な犬が主役のこちらの絵本を、たまたま知る機会があったので、手に取ってみることにしました。

子育てのヒントにもなりそうだったので、ご紹介したいと思います。

  • どろんこハリー
  • ジーン・ジオン 文
  • マーガレット・ブロイ・グレアム 絵
  • わたなべしげお 訳
  • 1964年 福音館書店 発行
  • 対象年齢:3才くらいから(主観です)

内容

黒いぶちのある白い犬のハリーは、お風呂が大嫌い。

ある日、お風呂にお湯を入れる音が聞こえてきて、ブラシを咥えて逃げ出したのでした。

そして、そのブラシを裏庭に埋めて、外へ抜け出しました。

外でいっぱい遊んだハリーは、すすと泥で真っ黒。

すっかりくたびれてしまい、お腹もすいたので、走ってうちへ帰りましたが。。

すすと泥で真っ黒になったハリーは、白いぶちの黒い色の犬に見えたため、家族はハリーだと気が付きません。

そこで、ハリーはあることを思いつきます。

キレイになって、家族に迎えてもらえたハリーは、自分の家の居心地の良さに改めて気付き、お気に入りの場所でぐっすり眠ることができたのでした。

感想

お風呂から逃げ出すハリーを見て、上の子が一時期お風呂が嫌いで少々苦労した時期を思い出しました。

おもちゃを新調したり、機嫌のよいタイミングを見計らったりして何とか入ってもらっているうちに自然とおさまっていったのですが、この本はお風呂嫌いな子にも何かヒントになることがありそうですね。

絵のタッチや色遣いが素朴で、最近のカラフルな絵本の魅力とは異なり、絵本特有の温かさや穏やかさを感じ、色々と想像しながら読むことができる所に私はとても魅力を感じています。

石炭や蒸気機関車が登場するような場面がある古い絵本なのですが、決して古臭さを感じることはなく、いつの時代にも共通な話題で、共感できる内容です。

嫌なことから逃げ出したくなって、実際に逃げてしまった時に、結局最後に困るのも自分。

そんなことも教えてくれる絵本です。

我が家では、「嫌なことは先にやる。」が、夫との合言葉です。

私は基本面倒臭がりなので、色々と後回しにしてしまうことも多く、先にやってしまった方が後が楽なことは頭ではわかっているのですが、ついつい。。

やらなくてはいけない面倒なことこそ先にやるということを、子供達には身に付けてもらいたいと思い、自分に言い聞かせるためにも、たぶん1日に1回は言っています。(笑)

多少は実際に困ってみる経験をしてみることも大切かもしれませんが、そのようなことが伝わるといいなと思いながら、我が家ではこの絵本を読んでいます。

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