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絵本「はじめてのおつかい」

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上の子が最近クレヨンしんちゃんのアニメを見るようになったのですが、5歳のしんちゃんが一人でお留守番をしたり、おつかいに出掛けたり、シロのお散歩をしたりと、子供を持った今、改めて見るとちょっと衝撃、、!!

テレビでも2、3歳くらいの子におつかいをさせる番組がありますが、個人的にはただただほほえましく見ることができなくて、思わず余計な心配をしてしまいます。。

ただ、年齢的には一人で色々やってみたい時期なのか、我が家の上の子も「おつかいしてみたいな~。」や「小学生になったらスーパーにお買い物に行ってくるから!」と興味津々。

その意欲はほめてあげたいのですが、家の回りの道路はガードレールや縁石がない所もあったり、お店まで車の多い通りを渡らないと行けないこともあったりと、我が家の場合はまだまだ危険かなと判断しています。

ただ、そんな日もだんだん近づいてきたのかと思い、私の方が今からドキドキ!!

この絵本の主人公も5歳。

はじめての体験をより身近に感じ、想像力が広がるといいなと思い、手に取ってみました。

  • はじめてのおつかい
  • 筒井頼子 作
  • 林明子 絵
  • 1976年 こどものとも(福音館書店) 発行
  • 対象年齢:3歳から

内容

ある日、5歳のみいちゃんは、ママに頼まれて、初めて赤ちゃんの牛乳を一人で買いに行くことに。

みいちゃんは百円玉を二つ、しっかりにぎりしめて出掛けます。

びゅーんと、みいちゃんの側を猛スピードで横切る自転車にドキドキしたり、お店が見えて走り出した途端に転んでお金も転がってしまったりと、ハプニングにも見舞われます。

なんとかお店に着きますが、誰もいません。

大きな声を出そうと思っても小さな声しか出ず、どんどん胸がドキドキしてしまって、「ぎゅうにゅう ください」が、なかなか伝わらず。。

みいちゃんのはじめてのおつかいは、緊張の連続なのでした。

感想

こちらにまで緊張感が伝わってくるようで、小さい頃の私もこんな感じだったなと、ある場面がふと甦りました。

私の実家は田舎なので近所付き合いも多く、人がよく来る家だったのですが、誰かにあいさつするのにいつも緊張していたことを思い出しました。

みいちゃんのがんばりが健気で愛らしいです。

そんな私とは正反対に上の子は積極性抜群で、大人の話にもぐいぐい入って行けるタイプなことには安心していますが、今ある自信を何かの失敗や経験によって無くしてしまわないといいなと思っています。

ただ、自己肯定感を育む上での絶対的な自信も経験の上で得られるものだと思っていて、例え失敗してしまっても次につなげる意欲にしたり、乗り越えていく過程を自信にして、経験を活かしていけるくらいのたくましさを持って欲しいなと思っています。

何事もすぐに諦めてしまうのではなく、みいちゃんのように少しずつでも粘り強くチャレンジして欲しいので、我が子にも必ずその先にあるものを目指してチャレンジできるようフォローしていきたいです。

それからこの絵本には楽しい仕掛けがあって、おうちの表札や迷い猫にも注目してみて下さいね。

思わずクスッと笑ってしてしまう、そんな所も大好きな絵本です。

最初はみんな初めて、何事も経験なのです。

みなさんもぜひ読んでみて下さい。

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