商品レビュー

絵本「しろいうさぎとくろいうさぎ」

最新記事

最新記事一覧

数ヶ月前、上の子が突然、「ママと結婚したい!」と言い始めました。

活発で好奇心旺盛な我が家の上の子は、男女分け隔てなくお友達になれるタイプで異性のお友達も多いのですが、異性としての好意については、まだ関心さえないと思っていたので、突然のプロポーズに驚いてしまいました!

思いがけない我が子の求愛に、「これが噂のママの特権か!」と当然うれしくもあったのですが、いつかやってくるその時のことを想像して感慨深い気持ちにもなりました。

私は普段から何事もウソはつかずに伝えているのですが、今回のことも、「ママはパパと結婚していて、結婚できるのは1人だけなの。大きくなってママより大好きな人ができたらその人と結婚してね。だけど〇〇とは親子だから、結婚しているのと同じくらいずっと一緒ってことなんだよ。」

と、心苦しくもあったのですが、きちんと伝えました。

するとそれからは、「〇〇ちゃんと結婚するんだ〜!」と同じクラスの好きな子にあっさり乗り換えた我が子。(笑)

母は少々複雑。。(笑)

いつかそんな日のことを想像すると色々な涙が出てしまいそうなのですが。。

でもやっぱりうれしい方が大きいです。

いつか我が子が大好きな人と結ばれて幸せになることが、一番の願いです。

我が子には「〇〇ちゃんに選んでもらえるような人にならないとね!」とも伝えました。

誰かに選んでもらえるような人に育つよう、私の責任は重大です!

いきなり我が家に降りかかった「結婚」というワード。

今回は、結婚について我が子にも絵本で読んであげたいなと調べていて知った絵本です。

  • しろいうさぎとくろいうさぎ
  • ガース・ウイリアムズ 文・絵
  • まつおかきょうこ 訳
  • 1965年 福音館書店 発行
  • 対象年齢:4才から

内容

しろいうさぎとくろいうさぎが、森の中に住んでいました。

2匹はいつも一緒、一日中楽しく遊びました。

ある時、くろいうさぎが悲しそうな顔をして、「どうかしたの?」と、しろいうさぎが尋ねると、「うん、ぼく、ちょっと考えてたんだ。」と答えます。

それからまた遊び始めましたが、しばらくすると再びくろいうさぎが悲しそうな顔をして、また、「ちょっと考えてたんだ。」と言います。

そのあと喉が乾いてやってきた泉でも、たくさんたんぽぽを食べたあとも、悲しそうな顔をして考え事をするくろいうさぎ。

「さっきから何をそんなに考えているの?」と、しろいうさぎが聞くと、くろいうさぎは。。

大好きな人とずっと一緒にいたいという純粋な気持ちをテーマに描いた絵本です。

感想

神妙なうさぎの表情もとてもリアルですが、優しい色使いでうさぎのふわふわした毛並や草原の様子が描かれ、終始柔らかい雰囲気をまとった絵本です。

子供ももちろん楽しめると思いますが、人の内面に着目して読むと、大人でも楽しめ、ストーリーから、結婚の贈り物としても人気の絵本ということに納得です。

くろいうさぎの繊細で優しい性格と、しろいうさぎのはっきりした性格が相性ぴったりで、「こんな組み合わせのご家庭あるある!」と思わず想像できてしまうような設定にもほっこり。

気持ちをストレートに出せない部分はまだ我が子には難しいかなとも思いましたが、「迷っているんじゃない?」となんとなくはわかっている様子。

色々な気持ちを知るきっかけにもなる絵本だと思いました。

結婚についてはネガティブなイメージを持つことも多い今の世の中ですが、好きな人と家庭を作ることはとても素敵なことだと、結婚した今でも私は思います。

我が子にもそんなポジティブなイメージを持ったまま大人になってほしいなと改めて思い、子供達のパパ、ママとしてだけでなく、夫婦としても伝えていけるものがあったらいいなと思いました。

時々ケンカもしますが、お互いの人生がよりよくなるためにお互いに必要な存在でいられたらと常々思っています。

子供達の目から見て、そんなふうに見えているといいなと思います。

心が温まる素敵な絵本ですので、ぜひみなさんも読んでみて下さい。

-商品レビュー
-, ,

Copyright© , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.